夜には

自作詞や小説などを主に、活動して参りたいと思います。
よろしくお願いします。

愛について


〈愛について〉


この世の全てが愛する人への道を邪魔しても、

結局世界は愛に動かされ、

たとえこの世で結ばれずとも、

黄泉の世界で今度こそ愛が完成される様に、

生や死、貧困や裏切りなど、

愛の前ではなんの役にも立たないのだと思う。

夢半ばで倒れようが裏切られようが、

命の全てはその人へ辿る道。

それが、全てのように思います。

いつか出会えると思うから、巣を得た小鳥のようにただがむしゃらに生きていられます。

どんなことをしてどんな目にあっても、いつかはその人に優しく包まれる。

そのために生きているのだと思えます。

たとえ肌を重ねずとも他の者と添い遂げても、視線を絡ませた瞬間に運命が決まり、

死ぬ時その人が瞳の裏に現れて優しく包んでくれるなら、

それだけで充分僕は満足ですよ。





尊い愛は何十年でも数年でも数日でも、たとえば一瞬目があっただけでも生まれるものだと私は信じています。

街を歩いてすれ違っただけの相手との数秒間が愛の全てかもしれない。

その後子供や夫に看取られながら死んでも、最後に思い浮かべるのはすれ違っただけのあの人かもしれない。

本当に通い会えれば、時間なんて関係ないはずです。

もちろん、愛する人と添い遂げるのが一番ですけれどね。

高島礼子さんは、本当にお気の毒です。

大ファンですので、出来ることなら苦しみ全部変わってあげたいと本気で思ってしまいます。

私が高島礼子さんに見合った男性だったら、彼女を幸せに出来るだろうに、なんておかしなことも考えます。

高島礼子さんの幸せを願っています。

怪物


私が生きていることは間違っている。

悲観的になっているわけではなく、ただそうなのである。

私に関わる全ての人間が私にとっては人間には見えなくて、何か別の世界の野蛮な怪物にしか見えなくて、嫌悪と恐怖の対象でしかなかった。

とにかく、不自由を知らない人生だったけれど

、私の欠陥は、それを幸せだとは思えないことである。

それを人が幸せと言っても、私は小さな小さなシミでもシミがあるとそれを白とは言いたくない性だった。

どんなに喉が渇いたってぬる水で満足したくなかった、私はぬる水を自ら放り投げてきんきんに冷えた水が来るのを待った、それが飲めないのならぬる水で渇きを癒すくらいなら死んだほうがいいと本気で思った。

私は幸せじゃないところを探し出さないと気が済まなかった。

幸せじゃないものを幸せとは呼びたくなかった。

こんなんだから幸せになれないのかもしれない。




またまた暗い感じになりましたね。

あの、これはおそらく恥ずべきことだと思うのですけど、きっと私は幸せを見つける能力が人より劣っていると思うのです。

なんというか、幸せじゃないのに幸せだと言われるのが耐え難いというか、自分から不幸な道を選ぶというか。

不幸であることが幸福というようなところがあります。

本当は幸せになりたいに違いないと思うのですけどね。

話は変わりますが丸尾末広さんはやはり素晴らしいですね。

話も独特で好きなのですが、なによりあの絵が本当に好きです。

皆様には誰より幸せになってほしいですね。

まっさらに、本当に幸せな人を見ているとこちらまで幸せになりますものね。

生きているだけで、幸せでいるだけで人を救えるなんて偉大なことだと思います。

皆様が偉大な幸福人になりますよう祈っています。




〈旅〉


私は酷い辱めを受けた時、いつも旅に出る。

もちろん、耐えがたい屈辱を受けたその瞬間、その場所でである。

とは言っても何も別の国へパスポート持って逃げ出すわけではない。

私の思考がどこか別の次元の、もっと穏やかで美しい世界へと旅立つわけである。

そこでは私以外誰もいなく、ただただ私が望む美しい建築や映画や私を満たす風味豊かな色の数々しかなく、誰も私を傷つけない。

私を傷つける者などいるはずないのだ。

そこは私の世界だからだ。





いつも、辛い時は現実逃避というか、違う世界を考えます。

大自然に囲まれて横になるとか、一人で海を眺めるとか。

愛する人と共にいることができている方がいたら、それはなんて素晴らしくて素敵なことでしょうか。

どうか、その幸せが続きますように。

また、今幸せでない方が一刻も早く幸せになれますように、祈っています。